ついにカヤックで四万十川下り~四万十川旅行紀③~
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本日の記事は四万十紀行最大のイベントであるカヤックに乗って川下りの巻きです。
当初の予定より1日順延し旅行2日目のこの日は風は強いものの流れは幾分かおさまった様子。
全く乗ったことのない僕も少し安心しました。
そしてこの日のカヤックに前日東京から来られたHさん改めHanaさんもご一緒するとのこと。
そのHanaさんから
「セミプロのような経験者の方がご一緒するそうですね。よろしくお願いします」
ってな事を言われました。
僕は『ああ、カヌー初体験と2回経験者やからエキスパートとしてだれか先導してくれるんやな。アバウトやと思ってたけどなかなかやるやんけ、オーナー』と思ったのもつかの間。
よく話を聞くとHanaさんがオーナーにカヌーに乗りたいと相談すると「明日は2人カヌーに乗るしそのうち一人はセミプロみたいな経験者やから一緒に乗ったらいい」みたいな事を言われたそうです。
2度ほどの経験でセミプロにされたtac-phen氏(爆)
「おう!おう!わしらあんまり経験ないって言うてるやろ!それともなにか、ここ西土佐では2度ほどの経験者の事をセミプロちゅうんかい!あ?あ?」
なんて事は言いませんよ(笑)
「ほんまあのオーナーだけはアバウトやで・・・・・」とお互い苦笑いしてました。
そんなこんなで事の真相が分かり少々不安気味(?)のHanaさんを加えた3人組のカヌー珍道中の始まりです。
この川下りで僕の最大のミスはカメラを持って行かなかったこと!
もし沈した時の事を考えいると修理間も無いLX3とiPhoneは持っていけませんでした。
その点tac-phenさんは以前使っていた壊れかけのカメラを持参する抜かりのなさ。
もっと凄かったのがHanaさん。
何と買って間もないリコーのGRⅢを持って乗ってました。
乗ってる時に気付いて驚く僕に
「私の東京の自転車仲間って皆無茶するんですよね。」
・・・・・・・・・・・・・・・いや、あなたも十分無茶やし(汗)
ほんと、若いっていいですよね(意味不明)
結果的に誰も沈せず持って行かなかった僕の判断ミス。
あの素晴らしい光景は網膜フィルムに記憶させるのみとなりました(泣)
なので今回の記事は前日や昨年の写真を交えながら綴りますが当日の様子はtac-phenさんのブログで後日アップされる記事をお楽しみください。
さて、今日も前置きが長くなりましたが(苦笑)
朝の9:00過ぎに民宿にしとさの前の河原からスタートです。
この辺りはいつもなら殆ど流れないトロ場
因みに昨秋はこんな感じでした
コースとしてはここから口屋内の沈下橋まで十数㎞の川下り。
河原に並べたカヤック3艇にそれぞれ乗り足の位置を合わせてからオーナーに押してもらっていざ出発。
それほど流れない川に初めて浮かぶ僕。
ちょっとビビりながらもやっぱり気持ちええ。
パドリングも全く知らないので少しは経験のある2人を見よう見まねでしているとよたよたながらも何とか乗れている状態に。
その内にこのコース最初で最大の速い瀬を乗が迫ってきます。
小さいですが舟が浮かんでいる奥のカーブ辺りが速い瀬です。
速い流れに揺れるカヤック。
ビビってパドルの操作も忘れて川の流れに身を任せる僕。
とにかく流れに対して艇を横にしないようにを心掛けながら乗ると何とか瀬を越えることが出来ました。
いやいやビビったけど面白かった。
他の2人も無事クリアー。
どんな状態だったのか周りを見る余裕も全くなかったので(苦笑)
しかしこの瀬を無事越えた自信からかちょっとカヤック操作にも慣れたからか流れの遅いところではパドルを操作して右へ左へ川上へとうろうろ。
いや~、めちゃくちゃ楽しかったですよ。
満面の笑顔で気持ちいい~を叫ぶ3人。
そりゃこの時点でカヤックに乗ってるのは僕らだけ。
あの四万十川を3人で独占状態ですよ(笑)
これを右へ左へですからね。いいでしょ
こうして3人で楽しんでいるとまた速い瀬が。
その時国道の方から大きな「大丈夫か~?」っていう大きな声が。
そう、オーナーの声です。
後でオーナーに聞くと出発した時にあまりの僕のパドリングの下手さに心配になり最初の瀬を越える所まで国道から監視してくれていたそうです。
「おう!おう!せやから初心者いうてるやんけ!パドルの操作方法くらい教えたらどうや!あ?あ?」
なんて事は言いませんよ(笑)
国道から大声で流れに対して艇を横に向けないようにって再度アドバイスをありがたく頂戴するわしら。
この声を『神の声』と命名させて頂きました。
『神』やったらもうちょっとちゃんと・・・・・・・ぶつぶつ
次の瀬は結構気持ち的に余裕。
コースもここを通ると事前に決めてその所まで行けるくらいには慣れてましたよ。
ところが先頭に出ていたtac-phenさんの艇が瀬の浅瀬につかまって座礁
「止まってもたわ!」
という声が聞こえたものの
「大丈夫か?」
と返してそのまま見捨てて(?)流れていくわし。
そう、慣れたといえ瀬で人助け出来るほどの余裕は全くありゃしまへん(爆)
その後またトロ場になり自力で脱出したtac-phenさんも合流しまたまた大騒ぎ。
ここくらいになると記念写真も撮れるほどに余裕が出てましたよ。
返す返すもカメラを持って来なかったことが悔やまれます。
僕の雄姿(?)もお二人にたくさん撮って頂きましたがまあ満面の笑顔で写ってるでしょうね(笑)
本来僕の年齢ならGWっていうと皆家族サービスやらで仕事より疲れる期間でげっそりした表情の方も多くみられますが
「ぎゃはははは!最高やの、四万十川!」
何てやってるわしって本当にお気楽者。
いや~日本って平和ですよ(またまた意味不明)
その後岩間の沈下橋をくぐり
さらに下流へ
こんな景観の所もカヤックで下って行ったのですよ
そして四万十楽舎のある河原でカヤックをあげて休憩です
ここで持ってきたジェットボイルでお茶タイム。
河原で飲むお茶は最高ですわ。
暫し休憩の後、出発。
ここで民宿に連絡し時間を合わせて口屋内に迎えに来てもらいます。
まだまだ終わりたくないとばかりに下り遡上を繰り返しながら楽しむ3人組。
もうこの頃になると沈への不安は全くなく余裕で乗ってました。
まあこんな時が本当は一番危ないんですけどね(苦笑)
そうこうしている内にゴールの屋内橋が眼前に。
結構時間をかけて乗っておりもうこれ以上乗って迎えに来ているであろうオーナーを待たせるのも悪いのでしぶしぶゴールします。
ところがゴールしてみるとオーナーの姿は見えず。
それから30分以上待たされることに。
全くこんなことならもっと乗ってればよかった!
オーナーのアバウトさを計算に入れなかった僕らの負け(?)ですわ。
そして迎えのオーナーとカヌー引き取り部隊の『アジのオッサン』が登場。
軽トラで河原に降りてきた『アジのオッサン』は
「車のショックが悪い(→もちろん土佐弁)」
とぶつぶつ言うてました(笑)
その後オーナーの車に乗って宿へ。
こうして無事にカヤックでの川下りは終了したのでした。
いや~、本当に楽しかったですよ。
自転車乗りの方のみならず四万十川へ行きたいと考えておられる方は多いと思います。
是非ともカヤックは乗られることをお勧めします。
完全初心者の僕でも大丈夫でしたので誰にでも乗れると思います。
にしとさはカヌー教室のような皆が同じ行動ってのでなくスタートとゴールだけ決めて後は個人で自由に乗って下さいとのスタイル。
最初はビビってましたがすぐに慣れてめちゃくちゃ楽しめました。
さて、ハマってしまったカヤック。
実は自宅に戻ってから色々と調べてます
そして・・・・・・・・・
逝っちゃいました!
ってなればわしらしい展開でブログネタになるのですが残念ながらそれには至らず(苦笑)
考えれば考えるほど自分で所有するには時間の余裕とか色々な意味でハードルが高いと感じてます。
なので今のところカヌーって領域には踏み入れず四万十旅行で乗る楽しみとなりそうです。
それにしても素晴らしい体験をすることが出来ましたよ。
皆さん、お疲れ様でした。
また、秋に乗りたいですね。