・・・・甲子園
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まあ関西の人間ならこの答えが一番多いでしょうね。
今年は優勝のが大いに期待できる感じ。
関西を盛り上げるために是非とも頑張って欲しいものですね。
と今日はその阪神タイガースの話題ではなくて・・・・
もうひとつの甲子園と言えばやっぱり高校野球。
一生懸命プレーするその姿は清々しいものがありますよね。
その高校野球からの派生で高校生が競い合うことに対して『○○甲子園』って結構耳にしますよね。
例えばテレビでは『ダンス甲子園』なんてのもありましたし。
まあテレビでは演出の部分も多くあるでしょうが出演者の高校生の一生懸命な姿は感動的ですよね。
そんな『○○甲子園』に『写真甲子園』なるものがあるそうです。
年に一度全国の高校写真部からテーマを決めた写真8枚を送り審査員が優劣をつけるとのこと。
写真好きの僕ですがこれは知りませんでした。
実は先週の夕方のニュースでその写真甲子園を目指す大阪の高校の写真部の取材が放送されてました。
その高校は過去に何度も予選を通過している全国でも有数の高校。
部員は全員女の子で10名程度です。
この写真甲子園の予選突破を目指し彼女たちがテーマにしたのは大阪の人。
3ヶ月前くらいから毎日ミナミに出掛けては大阪らしさを人で表現するべく撮りまくってました。
「すみませ~ん」って声掛けてパチリ。
テレビ取材の前ってこともあるでしょうが大抵の人は撮らせてくれます。
まあテレビが来てなくても女子高生に頼まれたら強面のおっちゃんや兄ちゃんも
「しゃあないのう、その代わり男前に撮ってや」
とか
「みな学生さんか。頑張りや」
てな感じになりますよね。
なにわ人情溢れる大阪ですよね(笑)
そんな彼女たちが予選突破のために撮った写真の数はなんと4万枚!
すべてモノクロフィルムで自分たちで現像、焼きを行います。
その後は8枚をセレクトする作業。
膨大な数の中から全員で8枚を選ぶのですがこれは並大抵の大変さではないですよ。
そして選ぶ彼女たちの気持ちはみな
『予選突破できるなら自分の写真でなくていい』
これこそまさに『甲子園』の一つの象徴とも言えますね。
今回は残念ながら彼女たちの作品は予選突破ならずでしたが泣きじゃくる姿の中にもやりきった充実感があふれてすがすがしい姿のように見えました。
いや、ほんと久しぶりにテレビで感動した気がします。
もちろんテレビの演出も多少あるでしょうが彼女たちのいい写真を撮りたいという純粋な気持ちは本物。
それが8枚の写真に表れていたと思いました。
その番組でも8枚の写真が紹介されてましたがどれも素晴らしい作品。
その中でも1枚は僕自身ここ最近で観た写真の中で一番じゃないかなと思うくらい素晴らしいものでした。
写真の審査って審査員の着眼点でガラッと評価が変わるものなんで何とも言えませんがどこか別のコンテストなら上位に入賞できるんじゃないかって思いましたよ。
戎橋で大道芸をやっていた人に注意するお巡りさんと深々と頭を下げる大道芸の人。
どちらも深刻な感じは受けずむしろほのぼのとした雰囲気が漂いその光景を笑顔で眺めている見物人。
1枚の写真に色んな要素がたっぷり詰まったそれはそれは素晴らしいスナップ写真でした。
アップ出来ないのが残念ですね。
普段なら何気ない出勤前の夕方のニュースですがこの日だけはほのぼのとした気持ちでジテ通に励んだのでした。
いつもなら何かしらの写真をアップするのですが今回は止めておきます。
折角の女子高生の写真に感動した気持ちが僕の拙い写真で興醒めになるのも嫌ですからね(笑)